放射線治療とは
がん治療はいくつかの分野に分かれますが最も大きな枠組みが、外科的治療(手術)、薬物療法、そして放射線治療です。
放射線治療はがんの治癒を目指したり、症状緩和に寄与したり幅広い適応があり、ほぼ全ての悪性腫瘍の治療に何らかの役割があります。
放射線ががん細胞の遺伝子(DNA)に直接作用し、細胞が分裂して数を増加する能力をなくしたり、細胞が自ら死んでいく現象(アポトーシス)を増強したりして細胞を殺す作用を利用した治療法です。放射線はがん細胞だけでなく正常細胞にも同じ作用をしますが、がん細胞は正常細胞よりも障害の程度が重く、正常細胞はがん細胞よりは障害の程度が軽いため、放射線照射前の状態に回復するまでの時間が短いのです。従って適切な治療を行えば副作用が軽減できます。
放射線治療の長所と短所
長所
- 臓器の機能や形態が温存できる
- 身体中あらゆる場所に対して治療が可能
- 高齢者や手術ができない方にも治療できることがある
短所
- 身体の負担を少なくするため、治療期間が長くかかってしまうことがある
- 放射線を照射したことによって副作用がでることがある
放射線治療の流れ
放射線治療外来での診察
はじめに放射線治療医が診察します。これまでの検査結果から身体のどの部位に、どの装置を使って、どのくらいの放射線を照射するのかなど、治療方針を決定します。放射線治療を行うことが決定すれば、患者さんから生活状況や要望、治療を進めていくうえでの不安などをお伺いし、治療期間中の注意事項をお伝えします。また、最後まで安心して放射線治療を受けていただけるよう、看護師による面談を行い、精神面でもサポートいたします。
放射線治療中の注意事項
治療室内には患者さん以外は入れません。
治療中の様子は操作室のテレビモニターで技師が常に見ていますので心配は要りません。マイクを通して会話をすることもできますので、具合が悪くなったり、何かご要望があれば、遠慮なくお知らせください。
治療時間は約10分程度です。
第一回目の治療には少々時間がかかることがありますが、普段の治療は一部位につき10分あまりです(※)。また、そのうち、実際に放射線が照射されているのは、数秒から5分程度です。治療をスムーズに進めるために、治療部位を出し易い衣服にしましょう。
※IMRTや脳の定位放射線治療、肺の体幹部定位放射線治療などの高精度治療を受ける方では一回の治療時間が30分を超える場合もあります。
治療中は動かないようにして下さい。
治療中に身体が動きますと、患部に十分な放射線があたらなかったり、まわりの正常部分に悪影響をおよぼす可能性があります。痛みなどで長時間じっとしていられない方は、あらかじめ放射線治療医や看護師に申し出て下さい。
放射線治療は決められた回数の治療が必要です。
放射線治療では治療回数や治療期間と効果が密接に関連しています。例えば予定された回数の半分しか治療を受けなかった場合、効果はほとんどありません。また、予定された回数の治療をおこなっても、途中に休止期間があると効果が弱くなることが知られています。病気が良くなったからといって、途中で勝手に治療をやめないで下さい。
治療中の診察について
放射線治療期間中は、放射線治療医が診察いたします。また放射線治療期間中、体の症状で何か変化があると感じた患者さんは、いつでも担当医、看護師、診療放射線技師などに御相談下さい。
固定装具の作成と治療計画用CTの撮影
治療中は毎回同じ姿勢で治療を行う必要があります。また、CTの撮影の時に位置あわせのための印を皮膚に消えにくいインクで書きます。身体の一部を固定するため、治療する部位や体に合った固定具の作成を行います。作成時間は15分~30分程度です。
放射線治療計画の立案
(コンピュータによるシミュレーション)
次に治療計画を立てます。治療計画とは、実際に放射線を照射する前に、最適な範囲や方向を決める(放射線治療医)ためのものです。CTシミュレータを用いて綿密に治療計画が立てられ(放射線治療医・医学物理士)、治療開始までに多くの検証をおこない(医学物理士・診療放射線技師)安全性の確認をします。
日々の放射線治療(放射線の照射)
治療は月~金の週5日(土・日・祝日は除く)、続けて毎日行います。
治療台の上に寝ていただき、治療計画CTの際につけた皮膚の印(マーク)にしたがって治療を行います。
治療後は受付にてお会計の後、ご帰宅いただけます。
治療終了(経過観察)
予定された放射線治療が終了しますと、各診療科でその後の治療と経過観察を受けていただきます。
当院の設備
リニアック装置
体外からX線ビームを照射して行う、最も基本的な放射線治療です。全身の幅広い病変に対する治療が可能です。
寝台が頭尾方向に移動しながら、 体軸周囲を回転するようにビームを照射する新しいリニアック (Accuray Tomotherapy)を導入しました。 この照射方法によって、従来よりも複雑な形状の照射が できるようになりました。
放射線治療Q&A
放射線治療を受けている方(受けようとしている方)に対し、
放射線治療についてより理解していただくことで、安心して治療を受け、
よりよい治療効果がもたらされれることを期待しております。
手術や薬物療法とは何が違うのですか。
放射線治療は、手術と同様にがんのある部分だけを治療する局所治療です。一方、薬物療法は全身に効果を発揮する全身療法です。放射線治療では臓器を取らずに治すことが可能で、からだへの負担が手術より少ないことがほとんどです。局所治療なので効果も悪影響も原則として治療した部分に限られます。
放射線診断と放射線治療は何が違うのですか。
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どちらも放射線を用いることは同じですが、放射線診断は、放射線を使って患者さんの体内情報を画像化し、病気の「診断」を行うことを目的とします。放射線をからだの調べたい部分に照射して、通り抜けて出てきたわずかな放射線を検出することで、臓器や病気の状態を調べます。一方、放射線治療は、患者さんのからだの中にあるがんなどの病気めがけて強い放射線を照射して、がんの「治療」を行うことを目的とし、放射線により病気の細胞を死滅させます。
放射線治療はどこで受けることができ、誰が行うのですか。
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放射線治療はリニアック(直線加速器)などの放射線治療装置をもっている病院で受けることができます。日本中の多くの病院に「放射線科(放射線部)」という診療科(部門)がありますが、その多くが「放射線診断」(Q2参照)のみを行っている施設で、「放射線治療」を行っている施設は約800施設です。放射線治療は多くの職種から構成される「チーム医療」です。医師(放射線腫瘍医)、診療放射線技師、看護師だけでなく、医学物理士、放射線治療品質管理士など、他の部門にはいない放射線治療に関わる専門職種が携わっています。
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転移したがんにも放射線治療は有効ですか。
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転移したがんに対しても放射線治療は有効です。がんが局所にとどまっている場合には治す目的で、全身的に転移している場合では症状を和らげる目的などで放射線治療が行われます。
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放射線による悪影響(副作用)について教えてください。
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放射線治療によるからだの正常な部分への悪影響は、治療中から終了後数か月までの影響と、数か月以降に起こる影響に分けられます。いずれも照射した部分が原因で起こる変化です。症状や程度は照射部位とその範囲、放射線の量や種類によって異なり、抗がん剤の併用や年齢、全身状態も影響します。
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家族や周囲の人に影響はありませんか。
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放射線治療のほとんどを占める外部照射では、放射線は照射の時、瞬時にからだを通り抜けます。放射線そのものがからだに残ることはないので、家族や周囲の人への影響はありません。小線源治療の線源が体内に残っている場合、内用療法(標的アイソトープ治療)ではからだから放射線が出ますので、注意を守って周囲への影響を避けましょう。
妊娠や出産に影響はありませんか。
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男女とも、照射部位が下腹部(卵巣や精巣)から離れていれば、生殖にほとんど影響は及びませんが、影響がまったくないわけではありません。とくに妊娠可能年齢の女性は注意が必要ですので、不安な方は担当の放射線腫瘍医に尋ねてください。
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放射線治療の費用はどれくらいかかりますか。高額療養費制度、先進医療などについても教えてください。
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放射線治療の費用は使う放射線の種類や治療方法、全体の治療回数で決まります。外部照射でかかる費用は、治療のための準備と日々の治療に関わるものに大別されます。複雑な治療技術を使うため、回数が多くなるほど費用は高くなります。また、健康保険の負担割合で支払う費用が変わります。
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放射線治療はどれくらいの日数がかかりますか。
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1回(1日)で終わるものから1か月以上かかるものまであります。放射線腫瘍医の診察によって最適な治療回数が決まります。
放射線治療中も普通に生活できますか。
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ほとんどの患者さんは、放射線治療をはじめる前と同様の生活を送ることができます。ただし、放射線治療の範囲や方法、ほかの治療方法との組み合わせにより、体調が変化する患者さんもいます。こうした変化が出たら、放射線腫瘍医による安静や投薬の指示に従ってください。
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放射線治療の流れについて教えてください。
病理組織診断・放射線診断
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病期(ステージ)決定
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放射線治療科を受診、診察、説明と同意
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固定具作成・治療計画CT撮影
↓
照射部位決定・コンピュータによる治療計画・線量分布を評価して決定
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毎日の放射線治療開始、定期的な診察
くわしくは「放射線治療の流れ」を参照してください。
放射線治療をするかどうかはどのように決めるのですか。
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最初から「首にしこりができたから、ここに放射線を当ててほしい」と言って放射線治療科を受診する患者さんはまずいないと思います。放射線治療科は患者さん自らが最初に受診する診療科ではなく、基本的には他の診療科で病気の診断がなされ、その治療法の選択肢の1つとして紹介され、受診することがほとんどです。
放射線治療計画とは何ですか。
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放射線を照射する範囲の設定や照射する線量を計算することを「放射線治療計画」といいます。
どのように放射線治療が進むのか教えてください。
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放射線治療科を受診し治療方針が決定した後で、最初に行われるのは「治療計画CT」の撮影です。病院によって異なりますが、早ければ診察の後に引き続き行われます。その後、「放射線治療計画」が行われます。治療計画が完成した後に照射開始となり、早ければ診察日の翌日、複雑で特殊な治療では1~2週間後となる場合もあります。
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照射法の変更をすることがあるのはなぜですか。
放射線治療は外来通院と入院のどちらがよいのでしょうか。
通常、多くの放射線治療は外来通院での治療が可能です。
土日、祝日の照射を休みにすると、治療の効果は弱くなりますか。
自分の都合で治療を休んでも、効果に影響はないですか?
患者によって治療の回数が違うのはなぜですか。
放射線治療を一度受けたら、繰り返し受けられないのですか。
薬物療法との併用はどのような場合に有効ですか。
手術との併用はどのような場合に有効ですか。
がんが大きい場合、正常の機能をできるだけ損ないたくない場合、術後の残存腫瘍を根絶する目的などでは、手術と併用することで、がんが治る率が高くなります。
その他の治療方法との併用は有効か教えてください。
温熱療法、免疫療法などとの併用は細胞レベルでは有効性が示されていますが、臨床的には十分な成果が得られていません。
食事で気をつける点はありますか。
治療の内容によっては食事の注意が必要です。とくに、口腔や咽頭、消化管などに放射線が当たる場合は食事に気をつける必要があります。刺激物や消化の悪いものなどを避けて、栄養と水分を効率よくとることが大事です。また、食事の形態、栄養バランス等にも工夫が必要です。
入浴、温泉、サウナ、岩盤浴は大丈夫でしょうか。
温泉・サウナ・岩盤浴に関しては照射期間中と治療終了直後は避けたほうがよいでしょう。また、海水浴やプールも同様です。
仕事や家事は今までどおり可能ですか。
旅行やスポーツはどの程度できますか。
飲み薬や塗り薬は今までどおり使ってよいですか。
一般的な薬はほとんど問題ありませんが、薬の種類や放射線治療の内容により異なるので、一概に断定できません。放射線治療医に現在使用している薬を提示して相談してください。とくに抗がん剤、ホルモン剤、免疫抑制剤や塗り薬等では注意が必要です。
インフルエンザなどの予防接種を受けてよいですか。
タバコを吸ったりお酒を飲んだりしてもよいですか。
タバコを吸うと放射線治療の悪影響が増強されますので、禁煙を強くおすすめします。状況によりますが、お酒を飲んでもよいと担当の放射線治療医が判断した場合も適量を守りましょう。
むだ毛の処理は今までどおり行ってよいですか。
あんま、マッサージ、針、灸、エステなどは大丈夫ですか。
照射部位に影響がない限りは大丈夫ですが、判断しにくければ照射期間中は避けたほうが賢明です。乳がん術後のマッサージ・リハビリ等は放射線治療医の指示に従ってください。
治療の悪影響がない時は、治療効果もないのでしょうか。
がん細胞と正常な細胞とでは、同じ量の放射線を当ててもその影響の度合いが異なります。ですから、治療の効果(がん細胞が受ける放射線の影響)と悪影響(正常細胞が受ける放射線の影響)の程度は必ずしも比例するものではありません。治療が進んでも悪影響があまりないからといって、「治療が効いていないかもしれない」と心配する必要はありません。
さらに、最近ではCT・MRI・PETなどの画像診断技術の進歩や、コンピュータ技術の発展により、放射線を当てたい箇所(がん)に集中させ、当てたくない箇所(がん周囲の正常細胞)になるべく当てないように治療できるようになってきました。これにより、治療効果を落とすことなく、治療の悪影響を減らせることが期待されています。
また、同じ部位のがんであっても、放射線の当たる範囲や当たり方は患者さんごとに異なり、それによって治療の悪影響の程度も変わりますので、ほかの患者さんと比較する必要もありません。
悪影響がいつ出るか心配なのですが。
放射線治療の悪影響には、治療中から終了後まもなく現れる急性期の悪影響と、治療が終わって数か月以降に出る晩期の悪影響があります。
治療箇所と違う場所に印が付いているのですが。
治療計画用のCT画像を撮影する際、皮膚や固定具の表面に印を書きますが、これは治療装置の照射口を治療箇所に正確に合わせるための印です。心配する必要はありません。
治療用の印が消えそうなのですが。
位置を合わせるための印(マーク)は、消えにくいインクを使用したり、テープを貼ったりするなど各病院でさまざまな工夫をしていますので、衣類ですれたり、からだを拭いたりする程度では落ちません。短い時間ならば入浴も可能です。
治療中に咳やくしゃみが出そうになったらどうすればよいですか。
照射時、スタッフは治療室から出ており、操作室で治療室内の様子をモニタで見ています。咳が出そうな時は手を挙げるなどして合図してください。また、照射するタイミングを放送で知らせることもできますので、咳が心配な時はスタッフに相談してください。
放射線治療の効果はどのように判定するのか教えてください。
放射線治療の効果を見る時期(タイミング)や方法は、治療の目的や病状によりさまざまですが、放射線治療の効果が出てくるまでにはある程度の時間がかかります。通常は放射線治療の終了後1~2か月ほど経過してから効果判定を行いますが、いつ頃・どのような検査を行うかは、担当医とよく相談してください。
放射線治療の効果はいつわかるのですか。
放射線でがん細胞の遺伝子に傷ができると、がん細胞は遺伝子に傷を抱えたまま無理に分裂しようとして死滅します。細胞が分裂するまで傷の影響が出ないため、放射線治療の効果が出てくるまでにはある程度の時間が必要です。
放射線治療の効果はどのような方法でわかるのですか。
治療効果を見る方法として、主に画像検査(内視鏡や超音波なども含む)、診察所見、血液検査、自覚症状の改善が挙げられます。
後遺症が心配なのですが。
放射線治療を行う段階で利益もありますが、後遺症も問題になる可能性がある時は、放射線治療の担当医が患者さんに説明をしてから治療を行います。ですから、担当医に説明されていないのであれば、重い後遺症が起こる可能性はとても少ないといえます。
後遺症が心配なのですが。
放射線治療を行う段階で利益もありますが、後遺症も問題になる可能性がある時は、放射線治療の担当医が患者さんに説明をしてから治療を行います。ですから、担当医に説明されていないのであれば、重い後遺症が起こる可能性はとても少ないといえます。
放射線治療でどのようにがんが治るのですか。
がん細胞の遺伝子に傷をつけて、がん細胞を死滅させるからです。
放射線治療が効きにくいがん、効きやすいがんはあるのですか。
活発に活動し盛んに分裂する細胞ほど、放射線の影響を受けやすいので、早く大きくなるがんは効きやすく、ゆっくりと大きくなるがんは、効きにくい傾向があります。また、酸素が十分に行き渡っていない細胞にはエックス線は効きにくい傾向があります。
正常な部分に影響はないのでしょうか。
正常な細胞も放射線の影響から免れることはできませんが、がん細胞に比べてかなり速いスピードでDNAの傷を修復することができるので、少量の放射線を繰り返し照射すると、照射と照射の間に正常組織は少しずつ修復します。最終的には、がん細胞が受ける傷に比べて、正常組織が受ける傷は少なくてすみます。
放射線治療はがん以外の病気にも効くのですか。
良性の腫瘍や血管の異常などにも有効です。
放射線とは何で、どんな種類や単位があるのですか。
放射線とは電波のような目には見えない光(エックス線、ガンマ線)や、速く飛ぶ小さな粒(ベータ線、電子線、陽子線、炭素線など)のことです。たくさんの種類がありますが、がん治療によく使われるものはエックス線、ガンマ線、電子線、陽子線です。放射線治療でよく聞くグレイ(Gy)やベクレル(Bq)は単位です。
放射線治療にはどの放射線を使うのですか。
放射線治療に使われる放射線には、エックス線、電子線、陽子線、重粒子線、ガンマ(γ)線、ベータ(β)線、アルファ(α)線などがあります。外部照射、小線源治療、粒子線治療、内用療法など治療法により使用する放射線の種類は異なります。
放射線治療にはどのような装置を使うのですか。
一般的な放射線治療には、リニアック(直線加速器)で発生させたエックス線が用いられます。患者さんは装置についているベッドに寝て治療を受けます。粒子線治療ではサイクロトロンやシンクロトロンといった大型の加速装置を使い高度な技術を要するので、治療ができる施設は限られています。
外部照射について教えてください。
からだの外から放射線を照射することを総称して外部照射といいます。照射する放射線の種類は、エックス線、ガンマ線、粒子線などすべてを含んだ名称です。小線源治療や内用療法(標的アイソトープ治療)に比べ、ある範囲に均一に照射しやすく、その投与線量を制御しやすいという長所があります。
小線源治療について教えてください。
放射性物質を小さなカプセルなどに密封しがんの中に入れ、からだの中から放射線を当てる方法です。からだの中から直接放射線を当てることで、できるだけたくさんの放射線をがんに照射し、周囲の正常組織にはできるだけ放射線を当てないようにします。
内用療法(標的アイソトープ治療)について教えてください。
ラジオアイソトープ(放射性同位元素)を経口薬や静脈注射により体内に取り込み、投与した放射性薬剤が病気の部分に集まる性質を利用した治療法です。ラジオアイソトープから出る放射線によってがんの治療や疼痛の緩和を行います。